ケミカルカチオンパック工法
主な特長
老朽化した屋根及び外壁の強化・断熱塗料
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1
遮熱・断熱効果で室温低減
遮熱・断熱効果により、夏場のスレート屋根の表面温度は
25~30°C、室温は4~5°C低減されます。
※立地条件等により効果が異なります -
2
遮熱・断熱効果の長期持続
施工後15年間で遮熱・断熱効果は10%程度しか低下せず、
長期間の省エネ効果が期待できます。 -
3
スレート屋根の強度回復
老朽化したスレートの強度が30%程度回復し、更に美観も
回復します。 -
4
スレート強度の長期持続
ケミカルカチオン層が半永久的に持続するため、スレート建
屋を効果的に延命できます。 -
5
石綿飛散の抑制
スレートに含まれる石綿の飛散を抑制し、環境汚染・健康被害を防止します。
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6
老朽化した外観をリフレッシュ
経年劣化した屋根・壁を特殊コーディングすることにより、美観を回復します。企業イメージのアップに繋がります。
主な用途
スレート屋根・壁・金属屋根・壁
製品データ
施工工程
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1
安全対策
専用三脚、ワイヤー設置
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2
屋根材の点検
劣化箇所がないか詳しく調査
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3
屋根表面の清掃
サビ、劣化層、コケ等の除去
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4
浸透プライマー塗布
スプレー・ローラー施工
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5
劣化部補修
劣化箇所の補修・取替え
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6
ケミカルカチオン塗布
圧送ガンで吹付施工
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7
トップコート塗布
仕上げ塗装(白以外のカラー塗装も可能)施工
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8
フックボルト処理
シーリング充填専用キャップ取付け
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9
完了
お客様の声
斉藤倉庫株式会社様
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施工場所
東京都調布市
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施工時期
平成25年6月
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工事内容
倉庫屋根塗装工事
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施工面積
600m²
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ご担当者様の声
東京都調布市で創業65年の斉藤倉庫です。個人のお客様の荷物保管から法人向けの保管・流通加工に至るまで幅広い業務を行なっております。
この度の、遮熱塗装により予想を超えるすばらしい効果を連日実感しております。
以前は30℃を超える日にはエアコンを24時間フル稼働し倉庫内の温度を下げるよう対処しておりました。その上、作業員の倉庫内作業は汗だくでした。
しかし遮熱塗装後は、倉庫内の温度が施工前と比べ4℃~5度ほど下がり、作業環境は大幅に改善されました。さらに、エアコンの効きが良くなったことでエコ・省エネの推進にもつながっております。
なによりも、お客様の大切な商品・貨物を最適な温度環境で保管することができ大変満足しております。
YKK AP株式会社 九州製造所様
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施工場所
熊本県八代市
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施工時期
平成3年~
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工事内容
工場建屋塗装工事、スレート及び折板屋根
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施工面積
20万m²
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ご担当者様の声
1989年より工事を開始し、1991年9月に九州製造所を襲った風速60m/sに及ぶ台風19号。この強風にもケミカルカチオンパック工法を施工したスレート屋根は持ちこたえ、未施工の工場はスレートが1万枚以上破損する被害をうけた。最初の施工から30年程経過したが、遮熱効果も維持しています。
よくあるご質問
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ケミカルカチオンとは?
ケミカルカチオンは、+のイオン(電荷)を帯びたアクリル樹脂です。-はアニオン、±はノニオンです。接着すると電荷は消えます。樹脂そのものの接着力に加え、電気的に均一に接着強化させる事を目的に開発しています。
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強化・反射断熱とは?
強化とは、ケミカルカチオンをコーティングすることにより表面が約1mm程度被覆される為、曲げ強度・耐衝撃性がスレートの場合で20%~30%向上することをいいます。台風対策に効果的です。
反射断熱とは、ケミカルカチオン層と表面のトップコートの組み合わせにより、赤外線や紫外線等を反射させ、表面の吸収温度を下げることです。スレートの場合、表面温度が20°C~25°C低減します。金属屋根では、25°C~30°Cの低減が可能です。いずれも実測値で、高い省エネ効果が認められています。 -
どの様な物に施工可能か?
主にスレート屋根・外壁、金属屋根・外壁になります。
※その他の下地はご相談下さい -
施工の目的は?
耐久性向上による老朽化・台風対策や遮熱断熱効果による熱中症対策。それに伴う省エネ、美観、防錆、漏水、遮音対策等です。
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保証期間は?
塗膜保証は10年間です。
※下地・立地条件等により異なります -
漏水対応について
構造上の漏水については防ぐ事はできませんが、工事中目視確認できる劣化箇所については対応致します。
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室内温度はどれぐらい下がりますか?
温度検証した結果、4~5℃低減しました。
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小波スレートにも施工できますか?
小波スレートにも施工は可能ですが、大波ほど強度がなく危険ですので、事前の診断が必要です。
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洗浄は必要ですか?
金属屋根の場合は高圧洗浄しますが、スレート屋根の場合は基材から石綿が流出してしまうため、高圧洗浄は行いません。