屋根の断熱効果で省エネ・経費削減

ケミカルカチオンパック工法 施工情報・よくある質問と回答


Q&A: 製品関連

arrow ケミカルカチオンとは何ですか?

ケミカルカチオンは、+のイオン(電荷)を帯びたアクリル樹脂です。-はアニオン、±はノニオンです。接着すると電荷は消えます。樹脂そのものの接着力に加え、静電的に均一に接着強化させる事を目的に開発しています。 ケミカルカチオンについて

arrow 強化・反射断熱・化粧とはどういう事ですか?

 強化とは、ケミカルカチオンをコーティングすることによって表面が約1mm程度被覆される為、曲げ強度・耐衝撃性がスレートの場合で20%~30%向上することをいいます。台風対策に効果的です。

 反射断熱とは、ケミカルカチオン層と表面のトップコート(MS60)の組み合わせにより、赤外線や紫外線等を反射させ、表面の吸収温度を下げることです。スレートの場合、表面温度が21°C~23°C低減します。金属折板屋根では、28°C~30°Cの低減が可能です。いずれも実測値で、高い省エネ効果が認められています。

 化粧とは文字通り、見た目に美しく耐久性があることをいいます。施工後十数年を経てもなお、YKK九州工場など美観良好な物件が数多くあります。

arrow 用途はどのようなものがありますか?

主な物件は屋根・外壁材です。

  • 屋根: スレート屋根、金属折板屋根、瓦棒屋根、シングル屋根、瓦屋根等
  • 壁: 吹き付け壁、ボード壁、スレート、金属壁、貼りタイル、石材、ガラス、木製等
  • 床材: アスファルト床カラー舗装、コンクリート床、金属床、防水材のコーティング材
  • その他: 鉄製ボックス製品(交換ボックス、コンテナ、キューピクル、トランクルーム、仮設ハウス等)、地下コンクリートピット内面の保護材等

arrow 施工の目的は?

耐久性向上、断熱効果とそれに伴う省エネ、美観化粧、防錆、漏水対策、防振消音対策等です。

arrow 見積やサービスについては?

現地調査やお見積りは、無料で行わせていただきます。その際、お客様のお困りの声にお応えできるよう、ビルディングドクター(社団法人 建築・設備等維持保全推進協会が建築仕上診断技術者として認定)がプロの立場で的確にアドバイスいたします。

arrow 保証期間は何年間ですか?

塗膜保証が10年間、剥離保証変退色が5年間です。

arrow 他社の類似品との違いは何ですか?

当社はアクリル樹脂のカチオンを使用していますので、他社製のアクリルゴム樹脂より耐久性があります。ケミカルカチオンパックは、約30年の実績があり、実績に基づいた保証を行っておりますので、すぐに効果が半減する等の心配は一切ございません。どうかご安心ください。

arrow 雨漏りは防げますか?

ケミカルカチオンパックには防水性がありますが、スレートや瓦は1枚1枚の重なりのため揺れ動きがあり、一体化されていないため、全体の防水はできません。雨漏りの状況により、フックボルト部やクラック等の防水は可能です。

arrow 室温は本当に4°C下がるのですか?

4°C低減は、YKK九州工場での実績データによるものです。階高13mで、ケミカルカチオンパック施工による温度差は、屋根表面19.5°C、屋根裏16°C、室温(地上1.5m)4.5°Cとなります。測定データ 金属屋根の表面比較による温度差は30°Cです。 コンテナボックスでは庫内温度が15°C~18°C低減し、35°Cです。

arrow 防水型のカチオンはありますか?

特にはありませんが、下地の段階で対応可能です。

arrow カチオンは剥離しませんか?

下地に当社の浸透プライマーを塗装した上でケミカルカチオンを塗装しますので、十分な接着性を確保しております。基材が破損するほどの衝撃がない限り、剥離するようなことはまずありません。

arrow 小波スレートにも施工ができますか?

小波スレートにも施工は可能ですが、大波ほど強度がなく危険ですので、事前の診断が必要です。

arrow 洗浄を行わないで剥離しませんか?

金属屋根の場合は高圧洗浄しますが、スレート屋根の場合は基材からアスベストが流出してしまうため、高圧洗浄は行いません。その代り、十分なケレン清掃(無洗浄)を実施した後、アスベストを基材に含浸させる浸透プライマーを塗装し、しっかり下地を作ります。その上でケミカルカチオンを塗装しますので、剥離の心配はありません。

arrow ケミカルカチオンが欲しいのですが、調合済みの製品はありますか?

ケミカルカチオンパックの施工には高度な技術が必要とされますので、当社の施工指導を受けた業者様にしか施工(販売含む)を許可しておりません。お客様にご満足いただくためには、当製品の機能と性能を安定的かつ最大限に引き出す施工が不可欠です。どうかご了承ください。

Q&A: 施工関連

施工可能時期


arrow 施工は年中可能ですか?

施工は年中可能ですが、ケミカルカチオン主材は水性系のため硬化に3時間要しますので、降雨時や降雨が予想される場合は施工を避けてください。冬場は、寒冷地で半日程度必要です。下塗りとトップコートは速乾性があり30分程度で乾きます。

arrow 何層も塗り重ねて現在に至っているのですが問題ないのでしょうか?

表面の接着が良好でも、下塗りに接着力がないと剥離しやすくなります。 施工前に調査し、不良部の除去が必要です。


スレートの割れ等の対応


arrow スレートのひび割れ部の取替えと、ルーフィングテープ処理についてはどう判断しますか?

基準を決めています。

  • 横割れの場合は取替(踏みぬき防止の為)
  • クラック谷部50cm以上は取替
  • クラック山部1mまでテーピング
  • スレート表面の劣化度が著しい場合は取替、など


施工可能場所


arrow 明り採りにも施工できますか?

バンボーライトに施工は可能ですが、明り採りの機能を果たさなくなります。ガラスへの施工も可能です。

arrow 鼻曲りの施工には足場が必要ですか?

鼻曲部は足場架設が望ましいのですが、高所作業車・移動リフターでの施工であれば、コストを抑えられます。特に強度が必要でない場合は、飛散のリスクを考え、下塗り・トップ処理で行う場合もあります。


フックボルト関連


arrow フックボルトが錆びているのですが、どのような作業をしますか?

錆びている部分の近辺に新規のフックボルトを取り付けます。フックボルト取付後、カチオンやトップコートが火被覆しますので専用のキャップを取り付けます。

arrow フックボルトは台風等で外れませんか?

平成16年8月の台風21号発生時、YKK九州の計測器では風速53m/sを記録したそうですが、ケミカルカチオンパック施工部分は無事でした。未施工の隣接工場でスレート屋根が片面大きく剥がれたことで、強度回復の効果が実証されました。


吹付け関連


arrow 飛散対策はどう行いますか?

施工場所周辺に養生ネットを設置し、カーテン方式で取り外し可能な養生を行います。専用のスタンションを設置しますので墜落防止対策にもなります。

arrow 吹付けは難しいので、手塗りできますか?

ケミカルカチオンパック塗装については、下塗り、トップコートは手塗り可能ですが、ケミカルカチオン主材は、圧送ガンでないと均一な塗膜を形成しませんので、吹付けが必要です。 飛散防止の対策を行えば、施工は十分可能です。ケミカルパック遮熱については、非常に塗り易いため、手塗りでも大丈夫です。

arrow 飛散防止タイプのローラー工法の製品はありますか?

手間はかかりますが、刷毛ローラー塗りは可能です。


トップコート関連


arrow トップコートの色は白色以外でも良いのですか?

一般の塗料とは違い、遮熱効果があります。トップコートは省エネを考えれば白系が望ましいのですが、各種色の調合は可能です。 ベージュ系では17°Cの差(当社比較)が認められています。

arrow 遮熱用トップコートの資料はありますか?

別途資料がありますので、お問い合わせください。

arrow 遮熱用トップコートの白色以外の効果を知りたいのですが?

別途資料がありますので、お問い合わせください。

arrow 塩ビ鋼板が劣化していますが、どのような作業をしますか?

状況によりますが、下地の鉄板に腐蝕があり穴が空いている場合は、板金で補修します。親指程度のものは、表面の浮いた塩ビを除去してテーピング処理を行います。穴が無い場合はケレン後に錆び止めを行い、ケミカルカチオンの付け送り補修で段差を無くします。

arrow 鋼板上にカチオンを1mm厚で吹き付けると収縮の差で割れませんか?

ケミカルカチオン層は、気温変化や多少の衝撃による金属の収縮には十分追従する柔軟性を持っておりますので、通常の使用においてひびや割れを生じることはありません。

Q&A: その他

arrow 外壁にも断熱効果があるのですか?

反射断熱ですので、太陽光線の当たる部分で断熱効果が得られます。 コンクリート屋根スラブへの施工も有効です。

arrow RC下地への断熱対策の資料が欲しいのですが?

コンクリートスラブに関するデータがありますので、お問い合わせください。