屋根の断熱効果で省エネ・経費削減
ケミカルカチオンパック工法 施工情報・よくある質問と回答
施工工程 1: スレート屋根
屋根材の点検・調査
- スレートの点検を行い、ヘアークラックより大きな割れがある場合はスレートを交換します。ヘアークラック程度の割れは、ケミカルカチオン・ルーフテープで補修します。
- スレートが古くなると、スレートを留めているフックボルトが緩んでいますから、フックボルトの締付けを行います。腐食がひどく、締付けができない場合は、新たにフックボルトを取り付けます。
![]() 着工前 |
![]() ルーフテープ補修 |
![]() スレート取替 |
施工工程 2: スレート屋根
スレートの清掃
- スレート表面のホコリ、コケ等を取り除きます。
![]() ケレン・清掃 |
施工工程 3: スレート屋根
ケミカル浸透プライマーの吹付(プライマー工法)
- ケミカル浸透プライマーを刷毛・ローラーで塗布、もしくはスプレーで吹き付けます。 (0.4kg/㎡)
- 外気温度5°C以上で施工してください。
- 躯体が濡れている場合は、十分に乾燥させてから施工してください。
- 下地の吸い込みが小さく、所定量を塗装するのに塗り重ねが必要な場合は、10~20分間の間隔を置いて塗り重ねてください。
※ 浸透プライマーを吹き付けることで脆弱層を強化(固化)します。
![]() 浸透プライマー吹付 |
施工工程 4: スレート屋根
ケミカルカチオンの吹付
- ケミカルカチオンを圧送式吹付機で吹き付けます。 (リシンガンでも吹付可)
- 吹付は1~2度吹で約0.7mm厚とします。(1.5kg/㎡)
- ケミカルカチオンの2回目の吹付は、1回目吹付の塗膜が十分に乾燥してから行います。
注) ケミカルカチオンは水性ですので、0°C以下の気温での施工は避けてください。また、塗膜が乾燥しないうちに雨に当たると流されます。降雨が予想されるときは、施工を避けてください。
![]() ケミカルカチオン吹付 |
施工工程 5: スレート屋根
仕上カラー塗装
- 仕上カラー塗装にはケミカルパックMS60を使用し、エアレススプレー等で2回塗り重ねます。(0.4kg/㎡)
- ケミカルパックMS60の塗装間隔は1時間以上です。
ケミカルパックMS60
- 変成アクリル樹脂塗料で耐候性、耐久性、耐薬品性等に優れた塗料です。
- 希釈にはMS60専用シンナー(希釈材B)を使用します。
- エアレススプレー使用の際の希釈率は10~20%です。
![]() 仕上カラー塗装 |
![]() フックボトルキャップ取付 |
![]() 完了 |
標準施工工程・安全対策
標準施工工程
材料 | 回数 | 標準使用量 |
---|---|---|
ケミカル浸透プライマー (プライマー工法のみ) | 1~2 | 0.35kg~0.4kg/㎡* |
ケミカルカチオン | 1~2 | 1.5kg/㎡ |
ケミカルパックMS60 | 1 | 0.4kg/㎡ |
施工中の安全対策

安全対策: 専用三脚+ワイヤー
当社では、転落事故の防止のため、独自開発の転落防止装置(特許申請中)を作業者に装着の上、作業を実施しております。手順書(pdf)